Mixed Roots Japan ミックスルーツ・ジャパン
多文化市民と歩む:「共生文化」の日本モデル構築に向けて
10月27・28日 大阪大学GLOCOL「足もとの国際化連続セミナー」:ミックスルーツ・アカデミックフォーラム2012

 

発表概要・アブストラクト

1)「アメリカのメディアで取り上げられるアジア系アメリカ人と日本のメディアで取り上げられるハーフのイメージの比較」
  吉田シマ、ユタ大学博士課程 

「アジア系アメリカ人」、そして「ハーフ」と言う呼び名はメディアの中でよく使われる。それはさまざまな状況の中で暮らす人々をひとつの共通した要素でまとめ、まるで「アジア系アメリカ人」や「ハーフ」と言う人種が存在するかのような錯覚が作り上げられる。もちろんこうしたグループ意識は時には差別を乗り越えるための反人種差別運動の中で役に立つ。

しかしこうしたグループ名が作り上げられることによって、人間同士の間で壁ができてしまい差別が進行する場合もある。今回のプレゼンテーションはアメリカのメディアの「アジア系アメリカ人」そして日本のメディアの「ハーフ」と言う呼び名のもとで作り上げられたステレオタイプを比較し、そのステレオタイプが人間関係や個人のアイデンティティに及ぼす影響を探る。アメリカと日本でのミックスルーツを持つ人々のメディアイメージの比較のなかで現れる共通点や違いを考えることが目的である。